ガンマGTPの基準値について

ガンマGTPの基準値は、成人で16〜73とされています。
幅が大きいのは、女性は女性ホルモンの働きによってガンマGTPの値が抑制されますので、女性はどちらかというと普段から数値が低めであることがわかっています。
低すぎるという場合もありますが、低すぎてもさほど問題はありません。
特に妊婦さんはとても低い値になる場合もあります。
では、高すぎると診断されるのはいくつくらいからなのでしょうか。

 

ガンマGTPの値は、100を超えると医師による診察が必要です。
肝臓の破壊自体はとてもゆっくり進行していきます。
数値に表れるまで数年を要する場合もあります。
その為、100を超えている人は既に何年も前から飲酒を続けている人と言う事になります。

 

肝臓自体は悪くなっても自覚症状が出にくいため、ガンマGTPの値が上がってしまったらその時点で何か対策を講じなければアルコール性脂肪肝などになってしまう可能性が高まります。
また、それをも放置してしまうと肝臓ガンなどもっと重い病を併発してしまいますので、放置しておくことは大変危険です。

 

ガンマGTPの値を知る事で、肝臓が今どんな状態にあるか知る事ができます。
定期的に健康診断を受けてている方はその際の血液検査で数値がわかりますが、定期的な健康診断を受けていない方や、最近とても疲れやすくなったと感じる方、急にお酒に弱くなったと感じる方は一度検査を受けてみるとよいでしょう。

 

飲酒を続けていると徐々に徐々に肝臓の細胞が破壊されていきます。
気が付いてすぐに禁酒すればまた数値は元に戻りますが、その後も毎日アルコールを摂取するような生活を送っているとやはり肝臓はどんどん破壊していきます。
定期的に検査して数値を知り、毎日のようにお酒を飲んでいる方は2日に1回など回数を減らすことをお勧めします。

 

 

○ガンマGTPの血液検査について

 

ガンマGTPの値を知ると、肝炎、脂肪肝などの肝臓や膵臓に関する病気を発見できたり、胆道ガン、胆石などによって胆道が詰まっているのを発見する事ができます。

 

ガンマGTPは肝臓や胆管の細胞が壊れてしまう事で血中に流れ出します。
つまり、血液検査をすればガンマGTPの数値異常がわかるのです。
肝臓や胆道の破壊はとてもゆっくり進行していきます。
その為、血液検査をして常にガンマGTPの値を知っておくことはとても大切です。

 

ただ、ガンマGTPの値はアルコールの摂取状況に大きく反応します。
その為、肝臓や膵臓に異常がなくてもアルコールの摂取量が多ければ数値も高く出ることはしばしばあります。

 

ガンマGTPの値が高い場合、まずは1ヶ月禁酒してその後また検査を行います。
ここで数値が安定していれば日々のアルコール摂取量が多すぎる為に出た数値と言う事がわかります。
とは言え、肝臓や膵臓自体に異常が見られなくても飲酒を続けていればいつか異常が出てしまいます。
ガンマGTPの数値が高いと診断されたら、その後再検査で落ち着いてもアルコールの摂取量には引き続き気を付けましょう。
アルコールの摂取量を減らしたり、2日間に1日は休肝日を作るなどして肝臓を労わってあげる必要があります。

 

禁酒しても数値が下がらない場合は、既に肝臓や膵臓に何らかの病が起こっている場合もあります。
詳しい検査をしてそれに対処する必要がありますので、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。