ガンマGTPとアルコール性肝障害について

ガンマGTPの数値は、血液検査を行う事で調べることが可能です。
アルコールを大量に飲み続けると、アルコール性脂肪肝になってしまいます。その時点で気づいて何か対策を講じればよいですが、そのまま飲み続けるとアルコール性肝障害になってしまう可能性が高まります。飲酒に関しては、同じ量の酒量でも女性の方が肝障害を起こしやすいと言われているため注意が必要です。

 

アルコール性肝障害は合併症を起こしやすく、合併症を起こしてしまうと重症型のアルコール性肝障害になってしまいます。そうなると、若い人でも1ヶ月足らずで死に至ってしまう場合もあるのです。
また、アルコール性肝障害は進行するとアルコール性肝硬変を招いてしまったり、肝臓ガンを招いてしまう可能性もあります。
肝臓は沈黙の臓器とも言われるように、悪くなってしまってもなかなか自覚症状が表れません。自覚症状が表れる頃には、既に病状がとても進行してしまっている事もたびたびあります。普段からアルコールを召し上がる方は、定期検査でガンマGTPの数値を確認しておくようにしましょう。稀に、血液検査でガンマGTPが異常値でなくても肝機能が低下していたり病気に侵されている場合もあります。心配な方は、腹部の超音波検査も受けておくと安心です。

ガンマGTPとアルコール性肝炎について

ガンマGTPは通常血液中にはほとんど存在しません。ところが、肝臓への負担が大きくなり障害がおこると、ガンマGTPが血液中に流れ出てしまいます。その為、血中のガンマGTPの濃度が高ければ高いほど、肝臓や胆道系に異常を疑われます。
ガンマGTPの数値が上がってしまったら、まずは禁酒することにしましょう。飲み過ぎによる数値の異常であれば、禁酒することで正常に戻る事もあります。ただ、既にアルコール性肝炎になってしまっている場合は、数値を正常に戻すには3ヶ月程度要します。同時に投薬による治療も必要になる為、医師と相談しながら治療していくようにしましょう。アルコール性肝炎は放っておくと重症型アルコール性肝炎や、肝硬変、肝臓がんになってしまう可能性もあります。重症化してしまう前に早期発見し、対処していくことがとても重要です。
もしガンマGTPの数値が上がってしまった場合、前日の飲酒状況によっても数値が前後するため、前日にアルコールを摂取せずにもう一度検査してみましょう。それでも数値が高い場合は、医師に相談するようにしてください。

 

ガンマGTPは女性ホルモンによって働きを抑制されるため、どちらかというと女性の方が数値は低い傾向にあります。ただし、病気を引き起こしてしまう可能性が低いという訳ではありません。女性も飲酒に関しては同じように気を付ける必要があります。